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[4365]マンション中央部分のエアコン排水設備について

質問者:ちびぃ3 / 最新の回答・ご意見者:山本 廣資 / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2012年02月21日 03:50

お世話になります、なかなか設備的にも重要な部分では無く明確な回答も現状得られておりません、よろしくお願い致します。

年末に大阪府にてマンションを購入契約を行いました。
2LDKのバルコニーの無い部屋のエアコン設備について、販売代理店を通じて建設会社に質問したところ、
雑排水と汚水の配管にE社の消音バルブと言う製品を経由して接続しますとの回答なのですが、
そもそも汚水とエアコンドレイン配管を排水トラップなしで接続及び外気侵入を逆止弁として、室内にて上記の製品を利用することは可能なのでしょうか?
 ※添付1の図面左中央部分の配管がエアコンドレイン設備
 ※添付2の製品

しかし、上記の様な中間部分の部屋ってどのマンションにも有りそうなのですが、
通常どの様に工事されているか教えて頂ければと思います。

既にこの問題について、問い合わせてから2ヶ月が経過します、
是正して頂くとすれば、どの様な機関に相談するのが良いのでしょうか?
よろしくお願い致します。
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ちびぃ3

所在地:兵庫県
2012年02月27日 18:01

補足説明となります。
2012/5/上旬、完成引渡しの新築分譲物件となります。
2011/11/19_売買契約時の重要事項説明でも行灯部屋だがルームエアコン設置可と確認済みです。
ルームエアコン設置条件が不明確でしたので、後日確認したところ詳細には設計していなかったらしく、仕様変更・変更の回答を頂きました。
2011/12/16時点回答にて、ルームエアコン設置可・設置位置変更・冷媒とドレイン配管新設で、排水トラップとして、I社のルームエアコン用消音/防虫逆止弁にて接続される改修資料が送られて来た事から、建設会社の排水設備設計に疑問を抱きました。
2011/1/20封書にて、E社の消音バルブで問題ありませんとの回答あり。
私も電気設備関連の仕事をしておりますので、専門外ですが給排水設備工事条件・法律について調べました。
こちらに質問させて頂くと同時に、販売会社経由にて建設会社へ下記の質問状をお送りしました。

◆質問状内容
大阪府にて屋内合流式排水設備にて、一般住宅用エアコンドレーン排水・雑排水・汚水と合流する、排水設備工事を行う場合、排水のための配管設備となり、建設省告示第1406号、第2第三号ハに該当する機能を有しなければなりません。
よって排水トラップと同等以上のガス、臭気、衛生害虫処置を講じる必要が有ると考えます。
具体的な施工方法と仕様部材の開示と問題ない根拠の提示をお願いしています。

2012/3/2頃の回答予定です。
どうにか、特別な工事なしで乗り切ろうって建築会社の無知と姿勢に、あきれています。

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2012年02月22日 21:50

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

この質問文章だけでは、エアコン室内機の設置状態が掌握出来ませんので、断定的な回答を行う事ができません。

汚水の含む雑排水配管にエアコンのドレイン配管を排水トラップなしで接続すると、スライム現象を発生させる場合があります。
スライム現象と云うのは、汚水管から雑菌が上昇し、流れの少ない時にドレイン排水管や水受け皿などが腐って粘着汚水になる現象です。

その対策に一個1000円程度の「消音バルブ」がどこまで機能するか、疑問もあります。マンションの構造や取り付け場所などで手法が変わりますが、関係者からの回答が得られない場合、取り付けてあるエアコンメーカーのテクニカルセンターに問い合わせする事が相当と思われます。
myph

ちびぃ3

所在地:兵庫県
2012年02月27日 18:07

ご回答ありがとうございます。拝見させて頂きました。
質問に補足説明を追記させて頂きました。
新築分譲で引渡し前ですので、エアコン室内機は未設置。ユーザー後日工事となります。
スライム現象ですね。勉強になります。
現在は販売会社経由にて建設会社へ建設省告示違反ではないのか、回答と証明をお願いしています。
myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2012年02月23日 00:58

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

マンションや住宅の気密度が高くなっているので、換気扇運転時にエアコンのドレン排水管から空気を吸い込みます。冷房時にはドレンが流れますので、管末でゴボゴボ音が発生します。E社の消音バルブ(ルームエアコン用)は、この音を解消するための部材です。商品説明には「ドレンホースからの外気の進入を遮断し、ポコポコ音の発生を防ぎます」とあります。したがって、屋外に出ているドレン排水管(ホース)の途中に取り付けるものです。ホームページで調べましたが、排水管に取り付けるような構造になってはいません。また、空気穴がついていますので、排水管に接続したとしても、臭気が出てきますので使用できません。

「バルコニーの無い部屋」の意味が不明ですが、外部に全く面していない、いわゆる行灯部屋のことを言っているのでしょうか?
このような部屋のばあいは、冷房負荷も暖房負荷も小さいので、エアコンは設置しないのが一般的ですし、入居者が後日設置できるようにもなっていません。リビングルームにエアコンがあれば、能力的には間仕切りを解放して「バルコニーの無い部屋」と一体で冷暖房できるように機器選定してあると思います。

妻側の住戸で、「バルコニーの無い部屋」に窓がある場合は、窓の方位によっては単独エアコンが必要な場合もあります。販売条件が不明ですが、後からエアコンを設置するためには、室内機取付部分の補強、室外機位置、冷媒配管ルート、ドレン排水ルート、電源コンセント等が用意されている必要があります。
「ちびぃ3」さんのお宅はどうなっているのでしょうか?
エアコン設置不可で、ドレン配管を云々しても意味ありませんし、エアコン設置可で、ドレン配管の取付に上記の商品を取り付けるようになっていれば問題です。はっきりさせる必要があるでしょう。

大規模な住戸ユニットで、中間部の部屋にエアコンを設置する場合で、勾配の関係でドレンをバルコニーまで配管できない場合は、小生はユニットバスの排水トラップのところに裏側からドレンを落とすようにしていました。


myph

ちびぃ3

所在地:兵庫県
2012年02月27日 18:37

山本先生、ご回答ありがとうございます。拝見させて頂きました。
質問に補足説明を追記させて頂きました。

消音バルブ製品については、私も防臭効果は構造上無いと考えています。
利用出来る条件としても、屋外の利用に限られると考えています。

マンション中央部分のバルコニーの無い部屋を行灯部屋と言うのですね、勉強になります。
大手デベロッパーは先生のコメントの様な設計が主流だと後日分かりました。

エアコン設置可[6.0kw以下]と確認しています。
室内機取付部分の補強、室外機位置、冷媒配管ルート、ドレン排水ルート、
電源コンセント等全て当初設計より変更されています。
その一般住宅用エアコンドレーン排水設備に上記の商品を取り付けで汚水設備と接続しても、法的にも実利用上も問題ないと建設会社の設計事務所・一級建築施工管理技士も言っています。

勾配の関係でドレンをバルコニーまで配管できない場合は、風呂・台所など排水トラップの上位側に排水を設備するのが一般的なんですよね。

現在は販売会社経由にて建設会社へ建設省告示違反ではないのか、回答と証明をお願いしています。

私としては、法的にも実利用上も問題ない設備に竣工前ですので、再設計変更にて改修して頂ければと考えています。
次回もハッキリしない回答ですと、どの様な機関より指導して頂くのが妥当かありましたら、教えて下さい。
現状は大阪市建設局から連絡して頂こうと思いますが、なかなか設備的にも重要な部分では無いので、心配しています。
今物件の建築設計審査を許可している団体に質問すべきでしょうか。
お手数ですが、コメントありましたらお願い致します。
myph

山本 廣資

有限会社 環境設備コンサルタント、山本技術士事務所
2012年03月10日 12:34

所在地:東京都杉並区清水1-30-13
URL:http://masakanohirosan.livedoor.blog/
PR:建築設備は、いろいろな工学…

相談がたくさんあるので、レスがあってもトップページには短い時間しか載らないため見逃しました。
2012/5/上旬、完成引渡しの新築分譲物件となります。とのことですから、「是正していただく」のは、販売会社に申し出てください。

竣工が迫っていますので、役所の法的解釈云々よりも、エアコン設置後にドレン接続を問題なくできるように処置してもらうことが重要です。

電気設備関連の仕事をしておられるのなら、直接・間接的に知り合いの給排水設備の専門家に訊ねてください。

>その一般住宅用エアコンドレーン排水設備に上記の商品を取り付けで汚水設備と接続しても、法的にも実利用上も問題ないと建設会社の設計事務所・一級建築施工管理技士も言っています。


一般的には、ドレン排水は「排水」(その他の排水)とみなされていますです。したがって、トラップ経由であれば「法的には」問題ありません。
それどころか、一般ビルで、地下の湧水槽に落としておいたドレン配管を、排水槽に落とすようにとか、バルコニーへ出したドレン用に専用の排水管を設置するよう指導を受けたことがあります。

ただし、「実利用上は」ドレンの発生しない時期にトラップの封水が切れますので、大いに問題があります。

提案の商品は法的にも実用上も問題があります。こういうことには建設会社の設計事務所・一級建築施工管理技士は無知な方が多いです。
給排水設備の専門家に相談ください。
また、提案の商品については、室内側の排水管に接続したいと相談し、室外配管にしか使えませんとの回答をもらったらいかがでしょうか?


3月2日の回答はいかがでしたか?

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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